「テレビゲームとデジタル科学」(国立科学博物館)

id:sayukさんと行ってきました。噂の「ユビキタス・ゲーミング」も体験してきました。対象年齢7才から12才とか書いてあったけど、大きいお友達はそんなこと気にしません。
基礎技術自体は2000年に東大の総合研究博物館で行われた「デジタルミュージアム」とほとんど替わるところがありません。ただ、インターフェースはその当時とは比べ物にならないほど進化しているようです。端末の形状・操作や、アナウンスのタイミング等々、きっちり練りこまれていて好感は持てそうでした。端末を傾ける、とか、端末を一定回数振る、とか。
デジモンとタイアップして、ちっちゃい子にも優しい展示を目指しているのはよく分かるんですが、だからといって、小学生にENIAC真空管を見せたり、Appleとかを見せても喜んでもらえるはずもなく。展示の半分が「過去の栄光」を扱ったものなので、小学生はさっさと先に進んでいました。
替わりに会場内をうろうろしていたのが、われわれ同様、ある程度歳を取ったアレな人々でした。分解されたPS2の中身を見たり、パックマンやSG-3000やファミコンロボを見て喜んでいるような。キャプションを書いている学芸員も、多分同類。普通の人にはどうでも良くて、マニアはニヤニヤするような、PCエンジンネオジオピピン等のトリビアが書かれたキャプションは、ひたすらに微妙な空気をかもし出していました。自分も含めて、みんな、本当に何なんでしょうね。
あと、アレですね。最後に見た、EYE-Toyはひょっとしたら面白いのかもしれないです。遠距離にカメラをセットして、多人数で同時にプレイする、という使い方が普及すれば、今までにないゲームが作れるかも。