普通の人が見たオタについて

かなり今更ですが、こんなニュースが問題になっているようで。
企業のブランド管理と個人の自由の問題とか、そういう方面での話題とは別に、意見の表明とブログ(やはてなmixiやその他なんでも)との関係について。
この話って、結局、問題のブログを呼んでいるのが、すべて「オタクキモッ」と思うような人だけであれば、まったく問題にならなかったはずなのに、不幸にも「俺のことをバカにしやがって」と思う人まで読んでいたがゆえに、ここまでの問題に発展してしまったわけだ。多分、Web上には、これと似たようなblogは他にもたくさんあるだろうけれど、その読んでいる人の世界と、読んでいない人の世界はきっちりゾーニングされていて、そのおかげでいろいろな問題が起こらずに済んでいるところもあるっぽい(別段、オタ/非オタに限定した話ではなくて、他のいろいろな差別/区別でも同じ)。
結局のところ、老子言うところの「小国寡民」的なムラ社会を形成していたほうが、世の中平和だ、と言うことなのでしょうかね。SNSの仕組などを見ていると、率先してムラの建設を薦めているようなところも感じられるし。れはそれで、心地よいけどつまらないように感じるのですよ。非常に度量が狭い気がして。「オタ、キショい!」って言われたことに反発して2chに文句を書くのも、そう言われないように日記をプライベート設定にするのも、非常に非生産的というか勿体無い話で、ムカつく意見であっても、そういう意見はそういう意見で、ネットのどこかに常に転がっている必要があるんじゃないでしょうかね。というか、尖った意見を書く人は積極的に転がす方向で頑張って欲しいですね。
ところで「オタクお断りのハンバーガーショップ」は、それなりに繁盛しそうだと思うのですが如何?