ミス連合宿

 伊豆稲取にて。3年ぶりに参加してきた。そして、3年ぶりに徹夜でミステリについて語る機会を得た。
 最近の流行とか全然分からなくなっていたので、勉強させてもらうつもりで参加。いやはや、最近の若い学生はよく勉強してるんだなあ。
 ちなみにゲストの道尾秀介先生は、(失礼を承知で言えば)気さくな兄ちゃんといったやわらかい雰囲気の人だった。ミステリをかくためには色々な人と話をすることが必要だと言った道尾先生は、実際に人と話をしている時に本当に楽しそうだった。正直に言うと、あんなに陰鬱な文章を書く人には見えなかった。
 ところで、世界中のミステリを読める環境は、残念ながら現在の中国にはない。20世紀前半、特に1900年代から1930年代にかけては、海外ミステリが中国語に翻訳される事例も多かったのだという。でも、少なくとも現在の上海では、徹夜でミステリについて語り合う集まりがあるとは聞かなかった。これに関しては日本にいたほうが楽しい。
 ついでに言えば、上海ではミステリ以上にSFを見かけることは少なかった。興味ないのかなあ。


 しかし、ミステリの話以上に「喰いしん坊!」と「牌の音」の話ばっかりしているって某サークルとそっくりじゃねえか、と。ちょうど食事も食べ放題バイキング形式だったし。邪道食いはよせー!