20年後のバブル崩壊へ向けて

 昨日のバイト中、なぜか「萌えキャラで地域振興ってどうよ」みたいな話に。バイト先では普通の人ということになっているので、「いやぁ、(時代劇で町おこしに成功した)会津若松の方がまともだと思いますよ、ハイ」みたいな返事をしてしまって自己嫌悪中なのです。でも、それはそれで間違ってないよね。
 それはさておき、鷲宮町はともかく、彦根市奈良市(?)、秋田農協も含めた、「キャラクタービジネスで一発逆転を狙う」発想は、完全に目先しか見えてないんじゃないかな、と自転車を漕ぎながら考えた。
 オタクビジネス、みたいなことが言われ始めたのは大体2000年前後ぐらいだったと記憶している。この時期にオタク関連へ流れ込む金が増えたのは、(自分も含めて)80年代に種を蒔かれたオタクが、金を自由に使えるようになったからに他ならない。それから十年間がすぎても、オタク関連に流れ込む金は基本的に減ってない(不景気でちょっと減ったけど、それはどこの業界でも大差ない話だ)。
 ただ、これはオタク的消費をする層が増えたことを証明しているわけではない。単にオタク的消費をしている連中の年齢が上がって、可処分所得が増えただけな可能性もあるからだ。ここ十年の話に限っていえば、新たにオタクの戦列に加わる若い人間がいなくとも、オタクビジネスが発展することは可能だったわけだ。
 さて、その80年代に十代だった人々は、現在40歳前ぐらい。定年が延びることを考えても、可処分所得の増加はあと20年は続かないわけで、どこかでオタク消費に流れ込む金は頭打ちになる。さらに問題は、その後ろに続く世代が少なければ、マーケットは頭打ちどころかシュリンクしていかざるを得ない。金を持ってるプレイヤーがリタイアして、新規参入がいなければ、当然そうなる。
 さて、そのとき、萌えで一山当ててしまった地方自治体に吹く逆風はどれほどのものだろうか。それ以前に、僕の知っている秋葉原は今のまま残っているのだろうか?


 個人的にはむしろ、金を湯水のように使っているオタク連中が、退職金で何を買うか、今から興味津々なんですけどね!

  1. ガンダム
  2. マルチ
  3. 宇宙移民
  4. その他

一昨日のTV朝日「何コレ珍百景」に、すでに巨大タイムボカンを私財はたいて開発している御仁が登場していた(http://www.tv-asahi.co.jp/nanikore/contents_pre/collection/index.html)ので、リアルに期待が持てるのですが。巨大ロボットの開発計画にRX‐○○という型番をつけるあたり、プロの匂いがするよね!