「ドミニオン」再考

 id:USA3邸でドミニオンを再びプレイ。
 前述の金貨戦略をもとに、遊んでみた。結論から言えば、全体の20%弱のアクションカードを入れるのが一番効率よく勝てる。
 というところまでは、前回、予想していた部分だが、今回、別の問題に気付いたので、再エントリしてみる。
【あぶれコインと購入権】
 金貨戦略では、基本的に手札に「金貨」・「銀貨」を揃えることで、直接「属州(8コスト)」を購入することを目的とする。
 ここで問題になるのが、手札に入る金貨・銀貨の合計がちょうど8コインになることはほとんどない、ということである。デッキが平均8コイン手札に入るようになっていたとしても、実際に手に入るコインは7コインや9コインであることも多い。
 基本戦略に則るなら、7コインでは「金貨」、9コインでは「属州」だけを購入してターンを終えることになる。どちらの場合でも、1コインが無駄になる。
 ここで利いてくるのが、「購入権+1」が付与されるアクションカードである。「市場」「歳の市」などのアクションカードは1ターンに複数枚のカード購入を可能にすることで、この無駄を抑えることが出来る。例えば、7コインの場合は「銀貨(3コスト)」+4コストのアクションカード一枚を購入できるし、9コインの場合は「金貨(6コスト)」+「銀貨」が購入できる。(この購入権を最大限に利用する戦略が、USA3が使った「庭園戦略」であるが、これについては本人が説明する……のかなあ)。
 ただし、デッキの回転が遅くなり、必要なカードを入手しにくくなるので、カードを多数購入できることは、「ドミニオン」では単純なメリットとはいえない。とはいえ、手札のコインを余らせるのも、非常にもったいない(一時的に大量の「金貨」・「銀貨」が来るということは、残りの山札にはほとんど入っていない、ということだ)。コインをあぶれさせずに有効に活用するにはどうしたらいいか、という点については、検討を継続したい。
 ちなみに、このあぶれコインの問題と一緒に、もう一つ気付いたことがあったので、それはまた後で書くかも。