清涼院流水『彩紋家事件』講談社ノベルス

読了。
事件はほとんど進んでいません。ひたすら手品のタネ明かしが展開される極上マジックサーカス。
予告された19人の殺人のうち、まだ3件しか起こっていません。しかも、事件の調査はほとんど全く行われていない状況で、何をどう説明すればいいのやら。
そういえば先週うさみち(id:USA3)が「目次を見ると、下巻目次の後ろに『彩紋家殺人事件』『続・彩紋家殺人事件』って書いてあるように見えるんですけど」と指摘していました。確かに『カーニバル』が三分冊だったことを考えると、それに匹敵する大事件であるはずの「彩紋家事件」があの厚さで上下冊で済むとも思えないです。
まあ、とりあえず細かいことは下巻を読んでからにしましょう。