どうせ三日坊主だろうけどよ

 二日目ぐらいは日記を書くのさ。
 とはいっても、切らしていた生活必需品を買い出して、部屋の掃除をしたら一日が終わってしまったのだが。飲料水の買出しは大変なのです。
 華東師範大学には構内に「浄化無菌水販売所」なる場所があって、無菌水(蒸留水?)を販売している。最初に購入するときに、石油のポリタンクのような5ℓタンクを購入すれば、あとは30回36元という格安で買える。大学外の「水屋」に頼めば寮の入り口まで持ってきてくれるのだが、こちらは20ℓ単位でしかも少々高い。無菌水といっても、一週間も二週間も持つわけではないので、20ℓもあると持て余してしまう。
 というわけで、大学構内を5ℓのポリタンクを抱えて歩き回っていたのでした。腕が疲れた。ちなみに、帰国直前に大学生門横にそこそこ大きなスーパーが開店したので、買出しはずいぶん楽になった。食料品や衣類のほかに、ちょっとした家電まで売っているので便利。
 しかし、このスーパー、大学の体育館の下に入っているのだが、どうなっているのだろうか。正門の隣にある体育館は、大学前の大通りに沿って横長に立っている。入り口は当然、構内側に向いている。で、その通りに面している部分の1Fと2Fが、外から入れてスーパーになっているのである。学内からは一回正門を通って外に出ないと入れないのだが、建物としては同じ。全国チェーンのスーパーなので、大学が経営しているわけでもなさそうなのだが……。中国だと公共施設の一部をテナントにすることは良くあることだといえばそれまでなのだが。


――テレビで『魔女の宅急便』のダイジェスト解説を聞きながら。