静安寺界隈へ

 午後、友人二人とともに静安寺へ。
 目的は以前一度行ったことのある「荽動動漫百楽城」。いわゆる、玩具屋しか入っていないデパートである(厳密には床屋と裁縫屋が入っているが。コスプレ用?)。
 相変わらず1/20Zガンダムや、PS2の試遊機など、上海ではこのデパート以外で見かけないものばかりである。
 3Fの奥には、かなり本格的な模型屋が存在していた。以前行った時はまだ開いていなかったか、あるいは気づかなかったか。日本から輸入したクレーやカラー、工作用の台なども置いてあり、かなり玄人っぽい客が店主と雑談していた。商売する気あまりなさそう。
 二度目の訪問で感じたのは、店主の個人経営ばかりであること。おそらく秋葉原まで直接買い付けに行っていると思われる。そのため価格は日本での価格の約二割増。上海の物価が日本の1/3程度だということを考えると、非常に高価なオモチャである。そのため、客層も親子連れか社会人のグループに限られていた。本当なら、高校生ぐらいの子供でも買える程度値段設定が望ましいのだが……。
 もう一つ気づいたのが、店主の主観で仕入れているため、どこのショップも同じようなラインナップになってしまっていること。秋葉原ではなんだかんだ言っても、それぞれの店が独自性を出そうとしているのと対照的であった。
 ふう、まだまだ先は長そうですね。