中国の小学生は日本の3倍

 ひょんなことから日中の教育指導要領の比較をすることに。
 全般的に中国の小学生は日本よりも覚えることが多い。日本は「ゆとり教育」で、勉強する分量が減っているとはいえ、多すぎるぐらいに多い。
 たとえば、中国の子供が小学校卒業までに覚えなければいけない漢字の数は、「語文課程標準(国語指導要領のこと)」によれば、約三千五百。そのうち三千字を書けるようになれ、とのこと。
 日本の教育漢字は九百四十五字。ひらがな・カタカナ合わせても千字ちょいなので、中国の三分の一でしかない。
 もちろん、日本語の場合、文法や活用で非常に面倒なところがあるので、一概には比べられないが、小学校での暗記が基本的に漢字の書き取りと計算を中心にしていることを考えると、中国の小学生が置かれている状況の想像が付くと思う。
 さらに、中国の小学校では一年生のうちから英語を学習している。教科書はすべて英語で書かれており、おそらく授業も英語で行われているっぽい。
 おかげで、中国の小学生は一年のうちから一日6時間、月〜金まで休みなしに授業がある。幸か不幸か週休二日制は導入されているのだが、土曜日は習い事、日曜日はぐったりと一日寝る、という生活らしい。
 昨今では、ようやく詰め込み教育の弊害が言われ始めたようだが、そもそもが「四書五経は丸暗記」が当然と思われていた国のこと。なかなか上手くはいっていないようだ。
 日本も高度成長期にはかなり無茶な詰め込み教育してたから、そんなものなのかもしれないが……。


 まったく、これじゃ、ゲームなんてしてる暇ないっすねっ!
 いやはや、どうしたものか(別に困りゃしないですが)。