「ドミニオン」

 土曜日の夜に、id:USA3が新しいカードゲームを買ってきたので、徹夜で遊んできた。おかげで日曜日が全部つぶれてしまった。
 詳しいゲームの説明はググってもらったほうが早いので省略するが、平たく説明すると、手札を使って場に並んでいる札を捨て札=山札(山札がなくなったら捨て札をシャッフルして山札にする)にするゲームである。引きの問題以外、ランダム要素はない、という点でTCGに近い。
 一晩遊んでみたが、多分、我々全員が何か重大な勘違いをしていたっぽい。
 手札は5枚で、毎ターン終了時に、手札を全て捨てて新たに自分の山札から5枚取る。
 で、カードには「1ターンに何枚でも使えるカード(貨幣カード)」と「1ターンに1枚しかつかえないカード(アクションカード)」の2種類がある。(「使うことが出来ないが、持っているとゲーム終了時に勝利ポイントとなるカード」も含めると3種類だが)
 ということは、1ターンに1枚しか使えない種類のカードが、配られた5枚のなかに2枚あったら1枚は無駄になるわけで、アクションカードは全体の1/5以下にしておくほうが無駄がない。(カードの中には「続けて○回別のアクションカードを使うことが出来る」というカードもあるが)
 昨晩の我々のように、ひたすらアクションカードを買う戦略は、どう考えても無駄が多すぎた。特に「Dolf(村):1枚カードを引く、このターンのアクションカードの使用回数+2」を序盤で大量購入する戦略は、序盤でコインを買い捲る戦略よりも間違いなく無駄が多い。
 最初に配られる「得点カード×3+銅貨×7」に「村」を加えるよりも、「銀貨(銅貨2枚分の価値)」を加えたほうが手札の使用可能金額の期待値は上がる(単純に手札の期待金額だけで言うなら、「村」の購入は、初手で「銅貨」を恵んでもらうよりもなお低くなるわけだが)。
 すでに発売からずいぶんがたっているので、ネット上には有効な戦略がいくつも載せられているが、その中で「金貨戦略(アクションカードを買わず、ひたすら貨幣カードを増やし続ける戦略)」が比較的勝率が高くなるらしい。最低でもそれを上回れるぐらいのプレイングができるようにはなりたいものである。
(金貨戦略は、1ターンに1枚しか使えないアクションカードが、手札に2枚来ることによるロスを最低にする戦略である。少なくとも最初に1枚アクションカードを手に入れて、その後、金貨戦略に以降したほうが効率は良いように思えるのだが……)