イブの時間

 池袋で観てきた。ブレードランナーというよりアシモフ。ロボットに対する純粋な憧れと期待は、手塚(アトム)とも通じるように思えた。このテーマはどう扱っても偉大な先達の手のひらから逃れるのが難しいジャンルではあるので難しいんだろうなあ、と。
 確かに背景や細かい仕草の書き込みはすごい。また、セリフに頼らない演出には好感が持てる。だけど、裏を返せば余りに動いていないともいえる。ぐりぐり動くアニメが好きな人には勧められない。鬱じゃない押井なので、説教されたい人にもオススメしない。
 広義のSF好きであれば、見に行って後悔しないと思う。もちろん、アシモフファンなので、大喜びだったわけですが。ロボット三原則の話は基本ですか。