Movie

言の葉の庭(新海誠監督)

御達者倶楽部映画班活動。 いつも通り、ピアノ音楽と町の遠景とCGで何となくいい話が展開する環境アニメ。CGで雨を降らすのが楽しいんだろうなあ、という印象しか。確かに、実写では再現出来ない映像(天気雨の中、夕日に映える新宿)をCGで作りましたー、な…

「STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」

例によって御達者倶楽部映画班と。 まさかの完全新作。しかも紅莉栖視点。 再びタイプリープマシンとタイムマシンを巡る、記憶と過去改変の物語。なんとTV版特別編の一年後の話からスタートする上に、キャラクター紹介も全くなし。完全に原作ファン以外ふる…

「AURA 魔竜院光牙最後の戦い」(岸誠二監督、田中ロミオ原作)

TMR御達者倶楽部のお陰で舞台挨拶まで見てきた。岸監督は陽気なオッサンだった。でも、仕事場では冷静にキレて怖そうなイメージだった。 「虫二病でも恋がしたい!」のパクリとさんざん言われているが、「虫二病〜」の第1巻が出たのが2011年6月、「AURA〜」…

劇場版ドラゴンボールZ(鳥山明原作)

お茶会御達者倶楽部で見てきた。 ……何というオッサン殺し。OPから「CHA−LA HEAD−CHA−LA」のアレンジ、界王様(八奈見乗児)のナレーションから入るとは。 話の筋は、無印の頃に近い、のんびりしたイメージ。殺したり死んだり生き返ったりする…

今年もいろいろ観たなあ!

ずっと放置状態ですみません。 先週、「新劇場版エヴァンゲリオン:Q」と「ねらわれた学園」を観てきまして、その後、いつものメンバーで2012年度の総括をしました。 今年観たアニメ映画が21本。月2本近いペースで観てるわけですが、これでも全体の半分ぐら…

去年の映画まとめ

部屋を片付けていたら、昨年末、新月お茶の会御達者倶楽部映画班で「映画けいおん!」を見に行ったときに作成した、2011年アニメ映画まとめが見つかった。 昨年見に行った映画は16本(二本立ては1本と計算)。見に行った本数が多いのか少ないのか。それより…

劇場版ベルセルク 黄金時代編? 覇王の卵

今年二本目。いつものメンツ+OBのF氏と一緒に。 あのベルセルクも映画化である。しかも3連作で蝕までと、90分で原作4巻分を進めればよい計算になる。時間的にはずいぶんゆったりである。 制作はSTUDIO4℃。4℃の映画を見るのはマインドゲーム以来だった…

「ドットハック 世界の向こうに」

御達者倶楽部映画班新年一発目。一昨年はアサルトガールズ。昨年は劇場版ファフナーと、年初に見るのはキワモノと相場が決まりつつある。例にもれずこれもキワモノだよなあ。 3D対応のポリゴン映画。よくできてはいるのだが、やはりフルアニメーションと比…

「とある飛行士への追憶」(キャラクターデザイン:松原秀典、制作:マッドハウス)

最近映画見たときしか日記更新してない気がする。それもアニメ映画を。 そして、この映画は本当に可もなく不可もないので、特に書けることがない。マッドハウスらしい、悪くないアニメだけど、どこがいいか、と聞かれると答えが出てこない。途中で『ナディア…

トリプルヘッダー

お茶会御達者倶楽部映画班でいつものようにアニメ映画を見に行く。今回は短編が多いのでトリプルヘッダー 劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦 劇場版テニプリ。期待通り、冒頭からノンストップで予想の斜め上を行く。制裁(ただしテニスボールで)、闇討…

「コクリコ坂から」(スタジオジブリ)

今日はダブルヘッダーで、午後から見に行く。監督は宮崎吾朗。企画・脚本がパパ。 「ゲド戦記」と比べたら100倍良い。普通のジブリ映画になっている。全体的に淡々と話が進み、なんとなくカタルシスがあって、すっと消えるように終わる。余韻があってよい…

「劇場版魔法先生ネギま!&劇場版ハヤテのごとく」

劇場版ネギま! ネットで「ネギま!事件」と言われるだけのことはある超地雷。ガンドレスやヤシガニ、GUN道ほどではないものの、それに準じる出来。詳しくはこれを読んでいただければ、どれだけすごいことになっているかの一端は分かってもらえるかも。劇場…

劇場版そらのおとしもの 時計仕掛けの哀女神

いつもの通りに今回は劇場版そらおと。TV版から半年以上経っての映画化。 前半はTV版を新ヒロイン、風音日和の視点から再編集。後半はオリジナル。オリジナルの時間は40分/95分ぐらい。 そらのおとしものf(フォルテ)で投げっぱなしだった伏線の回収を行…

ヤバい経済学

洋画。アメリカ作成なのに、ノリはBBC風。 しばらく前に大ヒットした経済書の映画化。大相撲の八百長を統計的に実証したことでも有名だった。 5つのテーマごとのオムニバスで、監督もそれぞれ違っている。 内容は、名前の効果や、相撲の八百長、成績とイン…

劇場版戦国BASARA The Last Party

バサラ劇場版。いつもの御達者倶楽部映画班のメンツで。 さすがに長く続いているシリーズの集大成だけあって、お約束に忠実に、エンターテイメントに徹して作られていた。 話の筋はないに等しいが、全編見せ場は豊富にある。ともかくイケメンが思わせぶりな…

「手塚治虫のブッダ」(原作:手塚治虫、配給:東映)

お達者倶楽部映画班のみんなで、今月もアニメ映画。 手塚の最高傑作の一つといわれる『ブッダ』のアニメ化。全三部作らしい。今回の話では、原作(愛蔵版)の二巻ぐらいまで。原作補正が大きいので客観的な評価は難しいけど、動きと色はかなり微妙だった気が…

「星を追う子供」(新海誠監督)

お達者クラブアニメ映画班の活動で、今年3本目の映画。「ほしのこえ」「秒速5センチメートル」の新海誠監督の新作。 ジブリっぽい、という評判通りだったのは、これまでの新海作品が「男の目線から見た女の子とのすれちがい」だったのが「少女の成長と自立…

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(主演:木村拓哉・黒木メイサ)

今年最後のお茶会映画班の活動で、噂の宇宙戦艦ヤマト実写版を見てきた。そもそも、それほど高い期待を持って劇場に足を運んだわけではないので、意外にもまともでびっくりした、が失礼だが正直な感想。 長い。2時間半近くあるので、原作のストーリーを比較…

「マルドゥック・スクランブル」(原作:冲方丁)

テアトル新宿のレイトショーで見てきた。全三部作のその1。 意外と人が入っていた。6割から7割ぐらい? 90%ぐらいが男性。 林原めぐみの声をあれほど大量に聞いたのは久しぶりかも。あと、ウフコック訳の八嶋智人の声がぴったりはまっていて、最初プロの…

「借りぐらしのアリエッティ」(原作・脚本:宮崎駿)

いわずと知れた今年のジブリ作品。家の床下に住んでいる小人が、家主の持ち物を少しずつ「借りて」生活している話。でも、消耗品ばかり取ってくるのは、「借りる」のではなく「パクる」と言うのではないんでしょうか? ちなみに、人間の世界は小人にとって危…

「ルー=ガルー」(原作:京極夏彦、制作:Production I.G.)

初出はもう10年ほど前になるのだろうか。最初の企画がアニメージュに告知されていたときに、アニメ化の話が出ていた記憶がある。10年越しの約束達成である。 事前に予算が非常にカツカツだった、という話を聞いていたので、低予算でよくがんばってるなあ、と…

「告白」(原作:湊かなえ)

御達者倶楽部映画班の別働隊で見に行く。 「私の娘を殺した犯人はこの中にいます」 R15指定が付いてしまった湊かなえの傑作ミステリの映画化。主役の女教師森口役には松たか子。 厨坊の厨坊的思考に対する厨坊的復讐の話。「厨」について議論する琴自体が非…

「“文学少女”」(制作:Production I.G.、主演:花澤香菜)

原作は野村美月の小説。ファミ通文庫から本編7作8冊、短編集3冊、外伝2冊。ライトノベルのオールタイムベストを挙げれば間違いなく十指のうちに入るであろう傑作である。 しかし、恐ろしいほど空いていた。 恐ろしいほど空いていたのである。(大事なこ…

「いばらの王」(制作:サンライズ、主演:花沢香菜)

原作は岩原裕二のコミック。コミックビームから全6巻。 全身が石化する奇病「メデューサ」から逃れるため、スコットランドの古城の地下に作られたコールドスリープ施設に入る人々。突如、冷凍睡眠から起こされた彼らに、異形の怪物たちが襲いかかる。生き延…

劇場版トライガン

御達者倶楽部映画班でとりあえず観てきた。 ふつー。 TV版の1エピソードとして存在しても不思議のない、外伝的位置付け。ナイブズもGUN=HO=GUNSも出てきません。 よかったところ: 敵キャラのガズバックが格好良すぎる。「美学ある悪党」「猪突猛進ヒゲマッ…

「東のエデン(2) Paradise Lost」(監督・脚本:神山健治)

連日劇場アニメ映画を見に行く。連休だからいいよね! 学割が使えるうちに見に行っていいよね! 話が全く動かなかった前編を見て、どうするのかと思っていたら、意外なことにテレビ版を含めた伏線回収に成功していた。滝沢の過去、セレソンゲームの黒幕Mr.Ou…

「涼宮ハルヒの消失」

お達者倶楽部映画班で新宿に見に行く。封切りから2週間経っているのに満席。普通そうな人も多い。さすがハルヒは知名度が違うなあ。 内容は原作どおり「長門可愛いよ長門」アニメだった。イマサラ「綾波が云々」と言っても詮のないことなのでスルー(エヴァ…

イブの時間

池袋で観てきた。ブレードランナーというよりアシモフ。ロボットに対する純粋な憧れと期待は、手塚(アトム)とも通じるように思えた。このテーマはどう扱っても偉大な先達の手のひらから逃れるのが難しいジャンルではあるので難しいんだろうなあ、と。 確か…

魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st(原作・脚本:都築真紀、監督:草川啓造)

先週、お達者倶楽部映画班で見てきた。 2時間オーバーと、結構な尺の長さだが、不思議なことにあまり、ダレた感じはなかった。内容はテレビ版のダイジェストなのだが、そのテレビ版の密度が高かったということだろうか。封切りから3週間たっているのに会場…

「Fate/Stay Night 劇場版 Unlimited Blade Works」

世間が「涼宮ハルヒの消失」を見るために並んでいるのに、御達者クラブ映画班の面々とFate劇場版を見に行く。そんな物好きはわれわれぐらいなものかと思ったら、意外と混んでいてびっくり。ちゃんと満席になっていた。 しかし、完全に一見さんお断り。原作も…