「小さいころどこへ行くにも一緒だったあの青い自転車」

 長年乗っていたマイ自転車がお亡くなりになりました。
 前からペダルが重いとは思っていたのですが、道を走っていたらカリカカリカリという金属のこすれる音と共に、前輪がグラグラし始めました。とても真っ直ぐ運転できなかったので、自転車屋にもって行きましたが、前輪のハブが金属疲労で破損、スポークも錆と衝撃でかなり歪んでいて、直すより買ったほうが早いぐらいとのこと。
 悩んだものの、今回直しても、すぐに別の場所にガタが来るのは目に見えていたので、もう休ませてあげてもいいんじゃないかと思いました。
 思い返せば、高校時代の後半に買ったものですから、もう15年近く乗っている計算になります。親からもらった最後の誕生日プレゼントだった記憶があります。高校へも大学へもこの自転車で通っていたわけですから、総走行距離も相当なものでしょう。本当に「どこへ行くにも一緒だった自転車」というわけです。
 3、4年前から、頻繁にパンクしたり、ブレーキの利きが悪かったり、もう限界かな、と思いながらもだましだまし使っていたのですが、今日、ついにお別れの日が来てしまいました。
 いままでありがとう。名残惜しいですが、ご苦労様でした。