荒木飛呂彦『岸辺露伴ルーヴルへ行く』(集英社)

 ルーブル美術館とのコレボレーションのために書き下ろされたコミック、もとい、BD(バンド・デシネ)
 我慢できずに買ってしまった……ッ! フルカラー123ページのコミックス+αに2700円……ッ!
 だが……“後悔”はしないッ! この本にはそれだけの“価値”があるッ! “価値”あるものに“対価”を払うことは正義ッ!
 現実世界のルーブルと、虚構の作品世界をつなぐものとして、現代の日本を舞台としたJOJO第四部を引き出してきたのは上手い。しかも、自信の分身である岸辺露伴が、ルーブル美術館に調査に行く話にすれば、非常に作りやすいだろうと想像できる。
 それにしても、呪われた絵とか、スタッフが行方不明になるとか、不吉なネタをよくルーブルが許可したものだ。さすがルーブル、懐が深い。そこにシビれる(ry