小川一水『第六大陸』(早川JA)(ISBN:415030727X)

読了。大分前に読み終わっていたんですが。
一民間企業が月面基地を作る話。見所を一言で表すなら「収益率なんてのは単なる目安だ。あとは勇気で補えばいい!」と。男気溢れるニッポンの社長さんたちが、美少女に振り回されたり、予算が不足したり、アメリカにイジメられたりしながら宇宙を目指す……っていうと、なんか凄くアレなんですが。
ジャンプノベル出身というだけあって、人物描写とかは普通に上手いですね。あと、主人公だけ一歩引いて状況を見ているところも、ジャンプノベルっていうか、エロゲっていうか、ラノベっポ。