「振り向かないことさ!」

 真昼間に寮が停電ということで、日曜日なのに午前中に起床してしまった。超眠い。電気が使えない→モデムが死んでいる→勉強する気になれない。ので、やむを得ず昼寝。
 昼寝をしていると、寮の後輩に起こされた。友人から借りたDVDを見たい、とのこと。そういえば一昨日DVD再生機を譲ってもらったことを思い出し、そのためのタコ足と、その他冬服を買いにカルフールまで出かける。ついでに晩飯も味千ラーメンで食って帰ってくる。
 結局、仲間内でDVDを見たり、駄弁ったり、トランプで遊んだりしているうちに深夜に。で、若い後輩たちに付き合って夜更かししていると、翌日、全く動けなくなるのが、最近良く分かってきた。
 ほとんどの留学生は、大学を出てすぐにこっちに来ているわけで、大体が自分より五歳ぐらい年下。場合によっては高校卒業後こっちに来ていたりするわけで、そうすると一回り近く(!)下になるわけだ。向こうは徹夜しても深酒しても、翌日には復活できるが、こっちはそうはいかず、ダメージが回復するのに数日かかる。ここ数日、同じような無茶な生活をしているはずなのに、彼らは朝から語学の授業に出ているのだから、とても敵わないと感じる。自分は昼まで横になっているのに。
 回復力でも、運動能力でも、適応能力でも、どうにもかなわないと実感するとき、人はオジサンという存在になるのだろうか、とまた一つ学んだ晴れた秋の一日。