(遡及的)大雨・遠出・バスの中

 郊外キャンパスで行われる指導教授の講演会を聞きにいく。
 本部キャンパスと郊外キャンパスの間は、バスで1時間ぐらいかかる。東京で言うなら、新宿から八王子に行くぐらいの感じ。もちろん、高速に乗るのである。
 当日は大雨。バスの外の光景も見れないまま、郊外のキャンパスに到着する。
 しかし、講演会の会場にはバスに乗ってきた本部キャンパスの大学院生しかいない。……一般の学生は? と他のゼミ生に聞いたが、沈鬱な表情で首を横に振るだけ。どうやら事前告知が上手く行ってなかったらしい。それなら、いっそのこと本部でやってくれればよかったのに……。
 講義自体も、時間が押していた(帰りのバスの時間が決まっていた)らしくて、非常に早口。とても聞き取れませんでした。
 帰りのバスは渋滞に巻き込まれ、2時間以上かかってようやく帰ってこられた。2時間の講演を聴くために、往復で4時間近くバスに乗っていた計算になる。何となく割に合わない気分になりながら、疲労感だけが残った。