上海の貧乏生活

 外は非常に寒いのだが、帰国のチケットを買いに街まで出かける。ようやく、街の中のクリスマス飾りも撤去され、新年の雰囲気が出てきていた。帰りにちょっと奮発して吉野家で飯を食う。セットメニュー20元なり。日本と値段がほとんど変わらないのであった。ちなみにチケットは往復で5000元。この時期はシーズンだから高いのである。おかげで金欠である。
 暖房をつけると電気代がハネ上がるので、部屋では厚着をしてじっと耐えているのだが、さすがにもう限界が近い。今はラップトップのPCを敢えて膝の上において暖を取っている。PCというのは、低温火傷をしそうなのと、ずっと使っていると足が痺れるのをのぞけば、比較的便利な暖房器具であった。
 あと、朝が寒いせいか、睡眠時間がものすごいことになっている。下手をすると半日以上寝ている。起きても30分以上布団の中から出られず、気がつくと二度寝していることもしょっちゅうである。寝ているのは金がかからなくて結構なのだが、さすがにこの生活はイカン、と思わなくもない。だが、全て皆貧乏が悪いのだ、と責任転嫁しつつ、今日も気温が下がる前に寝るのであった。