「空の境界 第二章 殺人考察(前)」(原作:奈須きのこ 監督:野中卓也)

 第一章に続いてお茶会の面子と第二章も見に行く。そして前回に引き続き立ち見続出。お前らそんなに型月が好きか。俺も好きだ。
 映画の方は、原作どおり(セリフも!)に淡々と進んでいく。そもそも「殺人考察(前)」は第六章に続くかたちで終わるので、原作通りにやると、終われないはずなのだが……案の定消化不良で終わった! ここまで原作に忠実だといっそすがすがしい。
 しかし、映像のほうはどうにも間が悪く感じた。絵は良く動いていたのだが、如何せん情景描写とか、静止画とかが長すぎる。間、を重視したかったのかもしれないが、もっとテンポ良く進めてくれたほうが、確実に見やすかったと思う。長時間の情景描写で間を表現する、なんて技法は、連発するものじゃないってことだろう。あと、やっぱり今回も式のサービスシーンが入っていたのは、何か暗黙の了解でもあるのかと勘繰ってしまう。
 ちなみに、新宿単館上映から池袋でもやるようになったようだ。特に1/26〜2/8は、第一章と第二章を同時にやっているようなので、見逃した方はそちらで見ると便利かも。レイトショーだし。