筒井康隆「ビアンカ・オーバースタディ」(「ファウスト」vol.7,講談社)

 筒井康隆が作った「アイズ・ワイド・シャット」?
 筒井先生がハルヒ以外に何か変なものを参考にしているっぽい。ひょっとしたら『かのこん』とかじゃないか。最終的にはきっちりSF的な落としどころを持ってきそうな気配はあるものの、まったく先が読めないという意味で、続きが読みたい作品でした。しかし、70歳を越えてから、ライトノベルを書くためにハルヒを読む筒井先生は、やっぱりぶっ飛んでるなあ。50歳過ぎて『Air』を全部プレーした笠井先生どころの騒ぎではない。その一点だけでも、筒井先生、格好よすぎる。
 ところで、「ビアンカ・オーバースタディ」は、ライトノベルの持つポルノグラフィー性に対して、非常に自覚的な作りをしているように見えるのですが、その辺どうなんでしょう?>id:USA3先生
 きっと最後は、獣姦ならぬ蛙姦とかカマキリ姦の話になるんだぜ(超適当予想)。で、講談社BOXの単行本には、きっとのいぢ先生の書いたエロい絵が付いてくるんだぜ(こっちはありそう)。