橘公司『蒼穹のカルマ』(1)(富士見ファンタジア文庫)(ISBN:4829133729)

 第20回ファンタジア長編小説大賞準入選作品。表紙が富士見ファンタジアのフォーマットじゃないから、ずっとスニーカーだと思ってた!(本屋で探すときは注意な)
 id:sayumeが薦めていたのを思い出して読んでみた。こういう非常にテクニカルにバカをやっている作品は嫌いじゃない。にしても、本の内容紹介がすでにギミックの一部をなしているので、非常に感想を書きにくい。amazonのレビューを見ると、レビュアーが苦心して書いている様が伺えて、ちょっと共感した。一言で言うなら、愉快犯的超展開。ところどころにある伏線が、続巻でシリアス鬱展開を招かなければいいのだけど……。
 あと、あとがきが超面白い。