「星を追う子供」(新海誠監督)

 お達者クラブアニメ映画班の活動で、今年3本目の映画。「ほしのこえ」「秒速5センチメートル」の新海誠監督の新作。
 ジブリっぽい、という評判通りだったのは、これまでの新海作品が「男の目線から見た女の子とのすれちがい」だったのが「少女の成長と自立」のはなしになったからかもしれない。もちろん、それ以外に、様々なガジェットが、「もののけ姫」と「ラピュタ」を想像させたというのはあるだろうけど。どう見ても先生がム○カにしか見えませんでした。特に最終盤の特に重要なシーンで、「目がぁっ、目がああああっ!」って声が脳内で再生されまくって、せっかくのシリアスなシーンが台無しだよ!(自業自得だけどよ!)
 非常に繊細な一枚絵と、独特の音楽だけで、観客にストーリーを想像させる手法は新海誠らしかった。あらすじや情報ではなく、雰囲気や世界観を伝えることに多くの時間を割いていて、その辺がとても新海らしいなあ、と。夏のジブリの「コクリコ坂」と比較して見てみたいなあ。